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白痴

黒澤は若い頃から本を読むことが好きだった。中学時代学校の行き帰りにはいつも歩きながらずっと本を読んでいたと言います。
夏目漱石や樋口一葉などを読んでいた。その後、ロシア文学に傾倒。トルストイ、ゴーリキーなどの作品を何度も読み返しています。
映画監督になった黒澤明は世界の名作文学もとに多く作品を生み出します。
ゴーリキーの戯曲は「どん底」に、シェークスピアのマクベスは「蜘蛛巣城」に山本周五郎の小説は「椿三十朗」「赤ひげ」に。
黒澤はいい映画を作るためには何よりも脚本が大切だと考えていました。
「僕はまず、世界中の優れた小説や戯曲を読むことだ、と言いたい。なぜその戯曲がすぐれている それを読んで湧き上がってくる感動はどこから生まれてくるのか――」(黒澤明 全作品集 東宝 より)
優れた文学には素晴しい脚本が書ける要素がいくつもあると考えていたのです。
そんな黒澤は敬愛するドストエフスキーの長編小説も映画化しています。
それが「白癖」です。

当初「白癖」は4時間の大作でした。会社の要求で2時間46分に短縮。
「これ以上切るなら、フィルムを縦に切れ」と黒澤は嘆きました。
しかし大幅に短縮されながらもドストエフスキーの文学の真髄は見事に描かれているのです。
こよなく文学を愛した黒澤明は生涯文学少年でした。
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・白痴はフルで四時間。某所の倉にあって所在は熊井啓監督によって確認されてる。
(黒澤明が亡くなった時、キネマ旬報の追悼号で、熊井啓監督は『白痴』完全版を確認したと書いた。
)
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