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toranoo

戦時中映画は厳しい検閲にさらされていました。当時を振り返るたびに黒澤は怒りで身を震えるといいます。
それでも時代劇の設定は比較的通りやすかったようです。

当時大スター大河内傳次郎(おおこうちでんじろう)喜劇王エノケンこと榎本健一(えのもとけんいち)で至上名高い桶狭間の映画化を進めていました。
ところがどうしても最後に使う「馬」が見つかりません。この二人を使って急遽別の作品を作らなければならなくなったのです。

能の「安宅(あたか)」と歌舞伎の「勧進帳(かんじんしょう)」などで人々によく知られた話を映画化した。

弁慶役に大河内傳次郎。エノケンには、助監督時代に榎本健一の作品に多く付きエノケンを熟知していた黒澤は原作にはない強力(ごうりき)という黒澤のオリジナルのキャラを与えました。

戦争中とあっていろいろ制限があった。それでも黒澤はその制限をむしろ楽しんでるかのように持てる映画テクニックを総動員していました。
そして撮影中に戦争が終結。映画はその直後に無事完成した。

しかしこの作品は最後まで検閲に泣かされます。官僚的な日本人的検閲官が様々な難癖をつけたのです。このとき黒澤の怒りが爆発。
戦中とは違い言いたいことがいえる時代。思い切りまくし立て検閲官をやり込めます。
しかしその腹いせか非合法作品として抹殺されてしまいます。
GHQの占領政策が終わり公開されたときには完成から7年の年月が経っていました。

黒澤は全作品のうち11作品が時代劇。これが一番最初の時代劇。
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