-黒澤作品を好きになれる情報や豆知識が満載!-
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
赤ひげ
黒澤映画で忘れてはならないのが美術へのこだわりです。単にリアリティを追求するのではなく、その映画にあったもの、視覚的に効果のある物を黒澤は求めました。

「赤ひげ」で作った小石川養生所のオープンセットも病室の数など実際とは違っていました。しかし江戸時代の雰囲気を見事につかんでいます。
美術を担当したのは村木与四郎(むらきよしろう)。「生きもの記録」から「まあだだよ」まで多くの作品で腕を振るっています。
黒澤も信頼していた村木のセンスが映画の質を支えたのです。
「赤ひげ」では、開ける予定のない薬箱の中まできちんと“塗り”がほどかされていたと黒澤は語っています。

「赤ひげ」では、セットが黒澤の演出を助けました。“おくに”を演じた根岸明美(ねぎしあけみ)が赤ひげの部屋で長い話をする場面。
「もう一歩、演技が突き抜けない」と感じていた黒澤は彼女をできたばかりの部屋のセットに連れて行きました。そこに入った根岸は
自分の役を肌で感じ取り、黒澤の納得する演技をしたのです。

「美術は映画全体に大きく影響する」黒澤がこだわった理由がそこにあるのです。
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。