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蜘蛛巣城

読書家だった黒澤明。もう一つ夢中になっていたのが日本の伝統文化です。
きっかけは戦争中の出来事。俳句の流行と共に東宝にも句会ができました。
入会した黒澤は仲間のすばらしい句を目にし、いかに自分が日本文化を勉強していなかったか痛感します。
陶磁器を手始めに黒澤は伝統文化にはまっていきます。

「戦時下の私は、美に飢えていたから 忽(たちま)ち、日本の伝統文化の美の世界に没入していった。
それは、当時の現実からの逃避行だったかも知れないが それによって私が学んだもの 吸収したものは大きい 私は、その頃、初めて能を見た」(蝦蟇の油 より)

驚嘆した黒澤は、能についても学び、その動きを映画に取り入れていきます。
それを代表するのがシェークスピアの「マクベス」を戦国時代に移した映画「蜘蛛巣城」。
西洋の物語と日本の文化の融合。それは黒澤が双方に興味を持ち、自身の引き出しの中に知識を蓄えていたことから生まれたのです。
「蜘蛛巣城」は黒澤が愛した日本の伝統美に満ちた作品なのです。
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